 「X45」&「メガトップ」搭載 食い込みのよいしなやかさとシャキッとした操作感が特長のさぐりメバル専用調子の スタンダードモデル 大阪から山口までの関西・瀬戸内地区の冬場のメイン釣種であるメバル釣り。青イソメの渓流スタイルから活きエビを使ったウキ釣りまで地域によってバリエーションはあるものの、使用されるのは「メバル竿」と呼ばれる竿先が非常にしなやかで胴の張りの強い軽量ロッド。
「夜凪メバル」はネジレ防止の最適構造「X45」やしなやか高強度「メガトップ」など、ダイワならではのテクノロジーを随所に搭載。メバル竿に不可欠な穂先の食い込みの良さ・しなやかさと、振った際のパワー・しっかり感を兼備。大型メバルを狙うために要望の高い「硬調硬」もラインナップした、さぐりメバル釣りのスタンダードロッドである。
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DAIWA TECHNOLOGY
■メガトップ しなやかさと高強度の両立を図ったカーボンソリッド穂先。カーボンソリッドとは、カーボン繊維の束を樹脂で固めて細い棒状にしたもの。これをテーパー状に成型したものがカーボンソリッド穂先である。一般的なカーボンソリッドは、カーボンを樹脂で固める際にムラが生じやすく、密な部分と粗な部分ができてしまうが、ダイワが開発した「メガトップ」は、特殊製法でカーボン繊維を均一に分散させることに成功。どの方向に対しても均等な曲がりと、これまでにない高強度を実現しており、穂先のトラブル(折れ)が多いメバル竿において大きなアドバンテージをもたらす。また先径・テーパーは既存のメバル竿と変わらないため、食い込みの良いしなやかさは折り紙つき。

繊維が均一ではないカーボンソリッドだと、強い部分と弱い部分ができて、引っ張られる方向によって曲がり方が異なってしまう。また、描くカーブもスムースではない。カーボン繊維が均一に分散していることで、個体によるバラツキが少なく、360度、どの方向にも同じ曲がりを見せる。それが「超分散」メガトップである。
■X45 カーボン繊維の配向角度と弾性率の関係は極めて特殊であり、1°でもカーボン繊維の角度がずれると弾性率は大きく低下する。よって、竿の性能を考慮した場合0°・45°・90°が理想的な構造であり、他のX構造のように中間の角度(例えば60°〜75°前後を変動)にした場合、「X45」に比べて「ネジレ」、そして「ツブレ」の弾性が低下してしまう。また中間の角度で「X45」と同等のパワーを発揮させるためにはかなりの重量アップが必要となる。最も弾性率の高い3つの角度を採用している「X45」は科学的に裏付けされたネジレ防止の最適構造であり、パワー・操作性・感度を飛躍的に向上させるテクノロジーである。(※世界共通の商標として「Xトルク」から「X45」に呼称変更)。
■高密度HVFカーボン ロッド性能に最も影響を与えるカーボンシートにおいて、ダイワはカーボン繊維そのものの高弾性化はもちろん、カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な樹脂(レジン)量に着目。贅肉とも言えるレジンの量を減らして代わりにカーボン繊維の密度を高めた「超高密度HVFカーボン」はより筋肉質でパワフル。
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その他の仕様
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| メバル竿の定番である白色穂先。朝晩の暗い時間帯が中心のメバル釣りにおいて穂先の視認性の高さは不可欠。ラインを結ぶ穂先のリリアンが仕掛けの動きに合わせて柔軟に回転する「からまん穂先」を標準装備。
| #1・2に固着防止リングを採用。接合部分に空気の層を作る溝(リング)切り加工を施すことで節の固着を防ぐ。 | 
| 肘を付けて握れるストレートのロンググリップ仕様のため、長時間の手持ちの釣りでも疲れにくい。また元径を若干太径化することでしっかり握れて持ち軽感がうまれる。 | ネーム部にはシールを使用し、クラスを越えた上質さを演出。 |
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品名 | 標準全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 標準自重 (g) | 先径 (mm) | 元径 (mm) | カーボン 含有率 (%) | 硬調53 | 5.30 | 5 | 114 | 112 | 0.6 | 23.7 | 93 | 硬調60 | 6.00 | 6 | 114 | 135 | 0.6 | 23.9 | 97 | 硬調70 | 7.00 | 7 | 114 | 178 | 0.6 | 25.7 | 98 | 硬調硬60 | 6.00 | 6 | 114 | 142 | 0.6 | 23.7 | 97 |
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