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2017年3月、伝説が幕を明ける。 DAIWAベイトの決定版、世界同時リリース
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本場アメリカで実績を重ね、グローバルに活躍するTATULAにいよいよ「SV CONCEPT」 を搭載。コンパクトTWSとの組み合わせで抜群のキャスタビリティーを発揮しながらもバックラッシュの悩みはほぼゼロで、フィネス〜ビッグベイトまで完全網羅。スーパーメタルフレーム、超々ジュラルミン製SVスプール採用、その性能と一切の妥協を許さない磨き上げられた外観にダイワの本気を感じてほしい。 |
US TOUGH MACHINE “TATULA” 3rd STAGE “FOR THE WORLD”
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SVとTWSが実現するベイトリールの未来基準 STEEZ SV TW、ジリオンSV TW…。 2016年、DAIWAが世に送り出したのは、超遠投性能とトラブルレスを同時に実現する、まさにベイトリールの未来基準というべき画期的モデルだった。T型大開口部はラインをストレスフリーに送り出し、驚くべき飛距離を達成するTWS。高速で立ち上がりながらも最適なスプール回転数を導き出しオーバーランを防ぐSV。例えるなら、複雑なシフトワークを要せず、リニアに反応するアクセル、トラブルを未然に防ぐABSブレーキを1つのシャーシに載せる優れたオートマティック車。STEEZ SV TWが走りに徹したレーシングマシンなら、ジリオンSV TWは荒野の走行にも抜け目のない走破性を発揮するラグジュアリーSUVといったところだろうか。各モデルは発売初年度、全国的に”納車待ち”の状態を導いたことはDAIWAも想定外の現象となった。
SVとTWSがもたらした相乗効果はそれだけではない。何より、これまで使い分けが必要だった軽量ルアーと重量級ルアーを1台のベイトリールが可能にした事実はユーザーにとって大きなアドバンテージとなった。ごく軽いネコリグや小型のシャッドプラグからビッグベイトまでを投げて巻くことができる事実。TWSが登場した5年前に誰がこの画期的なユーザビリティを想像しただろうか。ベイトリールのバーサタイル化の進化は確実にユーザー層を広げ、国内ではベイトフィネス専用機と双璧を成す存在へ成長を遂げるに至ったと言ってもいいだろう。
コンパクト化は、日本人だけが得るアドバンテージではない
2013年、SVは初代T3と先代STEEZに初搭載。いずれのモデルも優れたバーサタイル性を持ち合わせていたが、特にコアユーザーの間で注目を浴びていたのがT3 SVだった。フラップ開閉式の初代TWSとSVが初めてコラボされた同機の未体験なキャストフィールは、後世に続く名機を予感させた。同時にリリースされたSVスプールを既存モデルに載せ替えれば同様の効果を得られることも、SVの信頼度を高めるには十分だった。その年の夏、TWSは新たな形状へと変貌を遂げると共に、米国先行発売となった初代タトゥーラに搭載。クラッチONでT型開口部を前方へ押し出してキャスト態勢へ、OFFで後方へ退くや下部の狭小な溝がラインを捉え精密なリトリーブを実現。ターンアラウンド式の機構は瞬く間に、初代TWSを上回る定評を博すことになる。以降、タトゥーラの派生機種HDカスタムやHLC、2015年にはフルモデルチェンジとなったジリオンにも搭載。そして昨季登場の2モデルには、3代目となるコンパクトタイプTWSが搭載され、SVと共にその真価が世に認められるところになったのだ。
歴史を振り返れば、国内におけるタトゥーラの存在とは、実験機の意味合いで把握されがちだ。しかし、その実は常に世界戦略を見据えたモデルであることを忘れてはならない。リール市場として最も大きなマーケットである米国において、最も手にしやすいボリュームゾーンが200ドル以下の価格設定。国内では中級価格帯と見なされるが、その価格こそDAIWAが世界で戦うには最も重要な数字となる。また我が国が高度な技術の進歩によりどこよりも細径化されたラインを当然のように使用している事実も忘れてはならない。米国を始めとする世界の各国では日本表示16lb.×80mのラインキャパではまだ足りない。存分な糸巻き量の確保も早急な課題だった。
昨季、米国市場を俄かに活気付かせたのは、タトゥーラCTと呼ばれるコンパクトモデル。国内では一部仕様をグレードアップしたType-Rとして販売を開始したことを知るユーザーもいるだろう。メインフレームと共にスプール幅を狭小化してグリッピングしやすさを高めると共に、軽量化を図って操作性を大幅に向上。存分なラインキャパシティも確保して、価格も件のボリュームゾーン内。手のひらの大きな欧米アングラーとはいえ、やはりコンパクト感がもたらす軽快性は見逃せなかったのだろう。フルサイズリールがその手にマッチするのではなく、それでも使えるというだけだったことも印象付けた。そして2017年、次なるタトゥーラが目指したのは…。
TOUGH AIN’T ENOUGH タフなだけじゃ、世界に通用しない
2017年3月、『タトゥーラSV TW』が満を持して世界同時発売を迎える。「この価格でベストを尽くしたのがこのモデル」とDAIWAリール担当エンジニアは力説する。もはや鉄壁のベイトリールが完成したと言ってもいいだろう。駆動系は、上位機種のスピードシャフトとは異なり、スプール貫通のロングシャフト方式。通常、回転には不利とされるが、それを補っても余りあるφ33mmの超々ジュラルミン製SVスプールと3代目TWSを搭載して、優れた高回転性能からの遠投性能、そしてトラブルレスまでをも実現。スーパーメタルフレームの採用で手にした時の剛性感に優れ、80mmハンドルとSTEEZ SV TWと同様のハイグリップライトノブを搭載して安定した巻きと存分な感度をも身に付けた。何より注目に価するのは、その外観。光輝性を放つ塗装技術は、上位機種と遜色ない。誤解を恐れずに言うならば、昨季登場したジリオンSV TWに肉薄する高い機能と外観がそこに存在している。
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仕様詳細
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