21尺が長竿ではなくなりそうな“軽さ”を「翼」が実現しました。特に15尺(64g)と16尺(70g)は、シマノへら竿のなかでも最軽量です。短竿の竿さばき感覚で中尺が振れる手軽さは、混雑時や放流時期の新べら狙いなどで活躍が期待されます。シマノ独自の「御影塗り」によって軽量化された「翼」は、胴に張りがある扱いやすい先調子に仕上げました。振り込みやすく、アワセが鋭敏に利く「先調子」でありながら、魚に絞られると大きな円弧を描く、実に面白味のある竿なのです。握りは、このクラスでは初採用の「しっとり綾織握り」を搭載しました。力まないでしっかり握れることで、長竿使いの疲労を緩和します。本体色は伝統工芸品を思わせる、深みのある濃い紅色で、強い日射しの下では、僅かに色味が増して、四季折々の自然の風景に映えます。移ろう季節を感じる釣りといえば、山々に囲まれた準山上湖の野釣りです。そして舟、桟橋を問わず、深宙“チョウチン”釣りは多くの長竿ファンを魅了しています。「翼」による深宙狙いは、タナ以上に味わいも深いものです。こうした釣りを楽しみたいというご要望にお応えして、12、13、14尺が加わりました。釣り場を問わず、どこでも頼りになる3アイテムが加わった「翼」は活躍が広がり、新たな羽ばたきを魅せることでしょう。