どんな竿角度でもオトリが川底に張り付き、円滑に引ける操作性。「風が吹くほど軽くなる」と称される風切り性能。そして良型も安心して獲れるパワーと、ハナカンを通す限界の小さなオトリでも引けるしなやかさが同居する変則調子。これが歴代グランドスリムに通じる3つの柱である。また、3代目ではSMT(ソリッド)、4代目ではZ-SVFカーボン、5代目ではSMTチューブラーに加えて7本継採用に伴うチャージリングやナノプラスなど、後の鮎ロッドに展開される革新的なテクノロジーを搭載してきた。つまりグランドスリムとは、鮎釣りの新しい世界観を築く存在でもある。その開発には村田、そしてSMT搭載以降は伊藤も加わったが、今回は新たに瀬田のDNAも注ぎ込まれる。現在のトップトーナメンターが求めるキレ、レスポンス、パワーこそ、このロッドを進化させるための重要なカギとなるのだ。
長所を伸ばし無限の対応力を得る。 そのためのテクノロジーとは?
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