■高密度エアメタルボディ＆ローター

ボディとボディカバー、ローターにはエアメタルを採用。マグネシウムは軽量かつ高剛性である半面、腐食しやすいというナイーブさも持ち合わせているが、ダイワはマグネシウムパーツのすべてに精密特殊コーティングを施し、またパーツ間を絶縁して電位差を断ち切ることにより電食を防ぐことに成功。エアメタルの特性はズバリ軽量＆タフネス。図太い流れから60cmオーバーの特大尾長を引きずり出す本流釣りなどは、その真価を発揮する最高のステージ。腰溜めでハンドルをゴリ巻きしても全くよじれない高剛性ボディがビッグゲームをパーフェクトにサポートする。

■UTD（アルティメットトーナメントドラグ）

フェルトワッシャーの材質を吟味し、テフロン系の化合物をグリスに添加することで、滑り出し初期の「食いつき現象」を最小に抑えたのがUTD。わずかな過負荷にも敏感に反応し、スムーズに最小限のラインを送り出すことができる。尾長メジナとのファイトはウキが見えてからが本当の勝負であり、また大型尾長が出る釣り場では思いもよらぬ巨大な外道が竿を絞り込むことも多い。LBリールにとってドラグは保険的な意味合いが強いが、一瞬の対処の遅れが致命傷となる大型魚とのやり取りにおいて、UTDは後悔を回避する最良の助けになるはずだ。

■ワンウェイオシレーション

06トーナメントISO Zで初採用されたワンウェイオシレーションは、ローター逆転時にスプールを上下動させない構造によって手元に伝わる振動を大幅に低減させたシステム。スプールの高速上下動に費やされるエネルギーを取り除くと、リール各部にかかる負担が軽減され、ロッドのブレを抑え、魚に対しても余計な振動を与えずに済む。そしてロッドを立てるスピードが圧倒的に速くなる。このシステムを搭載していないLBリールと釣り場で使い比べてみると、その優位性を体感できるはずだ。

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