クラスを超えた高性能、それがルビアスのアイデンティティ。
更なる深化を遂げたルビアスは、これからも、シリアスアングラーのための
ハイスタンダードとして君臨し続けるだろう。
異物の侵入をシャットアウトするマグシールド
ボディとローターの隙間に磁性を持つ液体の壁をつくることで、水や埃、異物の侵入をシャットアウトするマグシールド。
特にルビアスのようなマシンカットデジギヤを採用したモデルにおいて、そのメリットは計り知れない。
なぜならせっかくの高い耐久性と精度をもったギヤーも、それをリールのハウジングの中で、
そしてフィールドで長期間維持できなければ、何の意味も持たないからだ。
高精度のマシンカット加工がなしえた、精緻で、滑らかな巻きごこちをより長く満喫することができること、
しかもパッキンのように回転の軽さを犠牲にすることなく、
ギヤーの精度をダイレクトに、ハンドルを巻く手に感じられること。
まさに高精度ギヤーにとって、マグシールドはなくてはならない機能といえる。
その真価はフィールドで使い倒すほどわかるはずだ。
魚の引きに滑らかに追従しながら効き続けるニューコンセプトドラグ
スムーズに滑り出し、魚の引きに滑らかに追従しながら効き続ける。
ニューコンセプトドラグ「ATD」が15ルビアスにも搭載される。
ATDの特徴
- 従来よりも滑り出しがスムーズ=ラインブレイクしにくい。
- ドラグの効きが柔らかい=魚に違和感を与えにくく、無駄に暴れられることを防ぐ。
- 作動感に独特の粘りがある=低いドラグ設定値でも一気に走られることが減り、ファイト中のドラグ再調整の頻度が減る。
- また、魚に常に抵抗を掛けつづけることができ、走ってもすぐ止まる。
従来の「糸切れ防止装置」としてのドラグから脱却し、積極的にドラグを活用し、速く、バラさずに魚を獲るために開発された。
ルビアスへの採用にあたり、ワッシャー、グリス等のドラグ部のみならず、スプール台座のガタ防止構造や、
ドラグノブのグラつき防止を目的に伸長されたメインシャフト、調整範囲が広がることで、より微調整が可能になったウェーブスプリング仕様のドラグノブなど、
従来は15イグジストのみに採用されていた周辺構造も同時に移植された。
また従来はなかったドラグ部のボールベアリングもメインシャフト側に追加され、ドラグのさらに滑らかな滑り出しを実現している。
その性能はフラッグシップモデルに肉薄するといってよい。
真にフィールドで求められる回転
マグシールドによって防水という役割から解き放たれたローターは新たなフォルムを手に入れ、
強度はそのままに大幅な軽量化とレスポンスの良い回転を実現した。
ルビアスのエアローターは、従来モデルと比べ、更に約10%の軽量化を実現。
リール自重の軽量化と、更なる回転レスポンスの向上に貢献している。
惰性で回ってしまうことで滑らかだと錯覚する、いわば机上の回転ではなく、
自らの意志に瞬時にレスポンスよく反応してくれる、
真にフィールドで求められる回転、それをエアローターは実現している。
特にエリアトラウトやシーバスなど、繊細なリトリーブ時の感度を求めるアングラーにはその効果は明白なはずだ。
軽さと強さ、表面硬度を実現
従来モデル同様、エアスプールを採用。
特殊軽量ABS素材にメタルコーティングをすることで、軽さと強さ、表面硬度を実現。
スプールと一体構造となっているスプールリングもメタルコーティングの上に、
さらにチタンイオンプレーティング処理を施すことで、スプールリングとして十分な硬度を確保している。
内側は軽量素材で作り、外側を硬い皮膜で覆うことで軽さと強さを両立させる考え方は、
中空形状ベール「エアベール」と全く同じ発想である。
実際のところ、このスプールリングで採用しているメタルコーティングの表面硬度は、
セルテートのスプールリングで採用しているステンレス素材よりも高いのだ。
つまり、同形状ならばダイワスピニングのスプールリングの中で、最も軽く、最も硬いリングだということができる。
初のラインナップ、ダブルハンドルモデル
高い要望から、15ルビアスで、初めてラインナップに追加されたダブルハンドルモデル。
エギングアングラーやリトリーブ精度にこだわるアングラーには福音となるはずだ。
ハンドルノブはコルクIシェイプ仕様(ボールベアリングは無)、
ハンドル長は同仕様のシングルハンドルモデルよりそれぞれ5mm短く、片側45mmとなっている。